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ABC(エービーシー)はイギリスのバンド。1980年代に一世を風靡したニューロマンティック・バンドのひとつ。 == 歴史 == 1980年、音楽ジャーナリストのマーティン・フライ(ボーカル)と、ヴァイス・ヴァーサというバンドが合体し結成。フライとマーク・ホワイト(ギター、キーボード)以外のメンバーは流動的である。 1980年代前半、イギリスのニューロマンティック系アーティストがMTVによるビジュアル効果を利用してアメリカのヒットチャートを席巻し、「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」と呼ばれる一大ムーブメントを巻き起こした。ABCもその例に漏れず、ダンディかつきらびやかなジゴロ的イメージ戦略でブームに乗り、1982年に英米で「The Look Of Love(ルック・オブ・ラブ)」のヒットを放った。この曲は日本でもディスコで連日流されるほどの大ヒットとなる。 ファーストアルバム「The Lexicon Of Love」からは「Tears Are Not Enough(涙まだまだ)」(全英19位)「Poison Arrow」(全英6位)「The Look Of Love」(全英4位)「All Of My Heart(我が心のすべてを)」(全英5位)と4曲ものビッグヒットを放ち、初登場でいきなり全英アルバムチャート1位となった。更に収録曲の一つであった「Valentine's Day」が、本田技研工業が1982年発表したスクーター「リード」のCMソングに採用され、日本国内のみシングルカットされ発売された。 1983年セカンドアルバム「Beauty Stab(ビューティ・スタッブ)」をリリース。ライブ感溢れるエネルギッシュな作品ではあったが、余りにも前作が売れすぎた為か、あるいは前作とはかけ離れたハードなロック路線に転向した為か、セールスは芳しいものではなかった。 その後メンバーチェンジを行い1985年にサードアルバム「How To Be A Zillionaire(ハウ・トゥ・ビー・ア・ジィリオネアー)」をリリース。「Be Near Me(ビー・ニア・ミー)」(全米9位)や、メンバーがアニメキャラになったPV「How To Be A millionaire(ハウ・トゥ・ビー・ア・ミィリオネアー)」などで話題になり、全米で人気を博す。 1987年マーティン・フライとマーク・ホワイトの二人となった彼らは「Alphabet City(アルファベット・シティ)」をリリース。「When Smokey Sings(ホエン・スモーキー・シングス)」は、全英11位/全米5位のビッグヒットとなった。 その後は1989年「Up(UP)」1991年「Abracadabra(アブラカダブラ)」をリリースするものの、セールスは伸び悩み、翌1992年にマーク・ホワイトが音楽業を引退した為、ABC自体の活動も一旦停止した。 1997年長い沈黙を破り、マーティン・フライがABC名義で復活。「Skyscraping(スカイスクレイピング)」をリリース。 現在もセッションメンバーを加えながらディナーショーや懐メロコンサートなどで音楽活動を続けている。 2004年 トレヴァー・ホーンのイベントに元・ドラマー、デヴィッド・パーマーを迎えてライブに出演する。 このライブの模様は「Produced by Trevor Horn」というDVDにも収録されている。 2008年 元・ドラマー、デヴィッド・パーマーを迎えてアルバム「Traffic(トラフィック)」をリリース。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ABC (バンド)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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